色が鮮やかなクロムレザー
1点物ヴィンテージレザー
等、多種類のイタリアンレザーをいくつかの皮革業者より仕入れています。
創業1881年イタリアフィレンツェの革工房
色が鮮やかなクロムレザー
1点物ヴィンテージレザー
等、多種類のイタリアンレザーをいくつかの皮革業者より仕入れています。
イタリア・フィレンツェ
ブルスコリ工房の手しごと展
場所:恵文社 京都一乗寺店
とき:2018年5月8日(火)~14(月)
この度、「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」の恵文社さんで開催させていただくことになりました。
ブルスコリ工房は牛革を使用した本の装丁を行ってきた工房です。以前から好きな場所である恵文社さんで本の装丁にまつわる展示や、その技術を使ったレザーグッズの出展をいたします。
1800年代~1900年初頭に作られた道具から生まれる‘手しごと’とその道具から創られる約1800種類の模様のコンビネーション、職人クオリティーをお楽しみ下さい。
大量生産をせず、小さな工房だからこそできる丁寧な工程があります。
“1つ1つ作られている物ってこうなんだ”を感じていただけたら嬉しいです。
期間中、表情の異なるイタリアンレザーから1つ1つ丁寧に仕上げられた“同じとない特別なもの”を展開いたします。
イタリアンレザーが持つ柔らかさと張り、香り、色味、柄のいろいろな面を合わせ持つ手工芸品をお楽しみ下さい。
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展開予定ー1点もの財布/ブックカバー/アクセサリー など
開催まで随時アイテムUPしていきます。
新年あけましておめでとうございます。
私がブルスコリ工房をさせていただく事になって1月15日より3年目が始まろうとしております。
2017年は友人知人のご紹介やブログ、Facebook、Instagramで見つけていただき新たな出会いがあった年でした。
2018年が始まりましたが、
なだらかに穏やかな気持ちで伝統工芸を続けていくこと、又その技術を使った新しい作品を作っていきたいと思っております。
ブルスコリを知っていただきました皆様に今年も応援いただけるよう努力してまいります。
どうぞ宜しくお願い致します。
新年の営業は、
1/8(月)からの予定となっております。
フィレンツェのマークやキリスト教に関連するマークなどシンボルの他に、
飾り模様のスタンプもあります。
これらを何か今使用できるものに使えないかと考えて
コースターにしました!
マル型のものをそのまま使用したり、部分部分をひっつけて1つの模様にしたりして
いろんなデザインの種類が出来上がりました!
アンティークのスタンプを使用したということで、焼き加減を調節してアンティーク風に仕上げました!
使い込むほど良い味を出してくれる、植物タンニンなめしをした革を使っています。
経年変化で更に良い感じの風合いにしてくださいね。
1つ1つ風合いが異なるコースターをホッと一息する特別な時間に。ギフトにどうぞ。
熱で革を磨き光沢を出す工程を紹介しましたが、
(→熱で磨く工程)
その工程を利用して模様をつける事もあります。
この工程も“手しごと”です。
マエストロが作業中の画をパチリ。
写真のように花柄の木版の上に少し工程を施した革をのせます。
そして同じ道具を使って革を磨きます。
磨く前、磨いた後の変化を並べてみました。
※右:磨き前 左:磨き後
こんな感じに変化します!
お財布やキーケース、ポシェットに!
磨いた後は、革の質感は硬くなります。
ですので、柔らかさが欲しいトートバッグなどには不向きです。。
ピシッとした張りのある製品に向きます。
男性用・女性用どちらのアイテムにもオススメデザインです。
当工房が1800年代初期~1900年代初期に作られた模様をつける道具(これまた当時の職人さんによるハンドメイド)を使用していることをご紹介しましたが、
本やアルバム、家具の他にバッグやお財布にもできたらと思い製作しました。
アルバムに装飾した投稿のように(→http://bruscoli.jp/blog/archives/289 参照)
1つずつ熱で模様を転写していきます。
連なった模様は300種類、スタンプは約1500種類ありますので組み合わせも考えるとデザインがとっても豊富です。
例えばこちらのミニバッグ、
アップで見ていただくと細めのチェーンのような模様があり、
小さいながらエレガントな雰囲気に。
太めのデザインを選ぶとゴールドの装飾ががはっきとデザインを目立たせます。
お財布にもつけてみました。
横からチラっと見えます。
工房まで来ていただけましたらご一緒に模様もお選びいただき、
オリジナルのバッグやお財布をご注文いただけます。
1つ1つハンドメイドで製作する工房も少なくなってきていますが、
模様を1つ1つダイレクトにアンティークのスタンプで仕上げるこのようなバッグは唯一だと言われています。
フィレンツェに来られた際はお気軽に見にいらしてください。
家具に革張りの装飾の注文が来た時の工程として、
装飾をするまでに“磨く”工程があります。
これは革の表面にツヤを出すためと、装飾で使う金が革にのりやすいように行います。
ロウを使って熱で磨きますが、温度が低いとツヤが出ず、高いと逆に革が焼けてしまいます。
ですので、温度を見極めることも必要です。
こちらが磨く前と磨いた後の画像です。
※左側:磨く前 右側:磨いた後
アンティーク家具の修復の場合は、月日を経たような風合いを出すために熱調節をしながら力の強弱に変化をつけます。
使用する革は植物タンニンを使用したベジタブルレザーですので、その都度革の調子が変わります。
その革に合わせて依頼者の方のお好みに近いように仕上げていきます。
※熱で磨いている様子
又、お好みによっては熱仕上げ+aで使用感を出した風合いにまで仕上げることもあります。
これらの工程は革の街フィレンツェと呼ばれる中でもこの一連の作業ができる工房はなかなかないそうです。
長く続けて来られた技術をつなげていきたいと思います。
今日はよく聞かれる質問を書いてみます!
バッグの値段ってなんでこんなに違うんですか?
とよくよく聞かれます。
安いバッグは革の品質が悪いんですか?と。
特にフィレンツェは革の街なので街中に革製品があふれています。
安価なバッグは買わない方がいいですか?と。
先日フィレンツェのガイドさんにも“お客様から「安いバッグは革の品質が悪いんですか?」と聞かれた”のですが、実際のところどうなんでしょうか?と。
正直なところ、革の街とあって安価なバッグでも革の品質的には特別悪いとは思いません。
ではなんで安価なバッグがあるかですが、それは大量生産だとかいろいろの企業努力があると思うのですが、革自体には品質が劣っているわけではないので、
使い方によっては安価なバッグも良いと思うわけです。
例えば毎日いろんなバッグを持ちたくてバッグの種類がたくさん欲しいとか、
長期間にわたって同じバッグを持ちたくなくて1年で買い換えるとか1シーズンをめいいっぱい使うとか。
そういった短期的な使用であればとってもいいかもしれません。
ではそれとは逆に、当工房で作ってるバッグは高い!と言われることもあります。
もちろん中に入れる芯材まで気を配り、外観からは見えない部分に使う素材までも1流のものを揃えています。
それ以外にわたしたちが自信を持ってお話できるのは、
“ハンドメイドで1個ずつ作っているから”ということだけ思われがちですが、
それ以外には全行程を丁寧に仕上げているということにあります。
例えば、縫い目が通るすべての部分に縫う前に必ず補強用のテープを貼ること。
それぞれの部分にちょうどいい幅というのがあり、その幅に合わせてそれぞれカットしていく工程だけでも時間はかかります。
ちなみにこちらの画像は持ち手ですが黒い部分が補強テープです。
これは実際外からは見えないので、省くこともできるわけです。
でも省くと強度は下がりますし、バッグ本体の内側だと、使用する中で生地は破れやすいですし、その破れがそのバッグを使わなくなる原因にもなるのだと思います。
バッグの製作工程の中で省ける部分はたくさんあります。
芯材を使うとなると、それもまたその部分部分に適正な種類、形、厚さ薄さ、
皮革のように芯材も部分的にすいたりします。
ですので1つ1つの部分を丁寧に工程を重ねることで時間はかかりますが
丈夫で長期的に使っていただけるバッグとなるのです。
私たちも簡単なバッグを作ることはできますが長く使ってもらいたいので作りません。
安価ではありませんが一緒に人生を共にしてもらえるバッグを作っていきたいのです。
あとはご自身でやってもらえることもあります!
これもよく聞くのですが革バッグだから一生もの!
というのはまたわけが違います。
メンテナンスあっての革製品です。
例えば、湿気の多い場所に長期間置きっぱなしにせず、たまに陰干しして風を入れてもらえると良いです。
使い方メンテナンスの仕方でも寿命が延びも短くもなります。
大切で長く使いたいバッグ、大事にしまっておくだけでなくてたまに風を通してあげて呼吸させてあげてもらえたらバッグも喜ぶでしょうね^^
私たちは見えない部分こそ丁寧に仕上げます。
使用後の事も考えて。使っていただくと納得してもらえると信じて。
製作の部分は製作側がお知らせしていかないと見えない部分ですので、
心がけていることなど少しずつでもお話していきたいと思っています。
随分とブログを更新していませんでしたが、
製品のこと、工房のことをそのまま伝えられるのはこの場しかないなと思い、
改めて綴っていきたいと思います。
よろしくお願いします!
初めましての方はどんなことをしている工房?
と思われると思うので簡潔に。
ブルスコリ工房は、
1881年に創業し、革工房として初めは皮革に文字や模様をスタンプする所から始まりました。
そして当時貴重とされていた本のカバーを皮革で製作・装丁を行っていました。
又、約1500種類あるスタンプと500種類のローターの模様を組み合わせた、
写真アルバムの製作や家具の純金装飾(皮革部分)を行ってきました。
その後、デジタルの普及で本の需要が減少してからは、財布・キーケースなど革小物の製造にも力を入れてきました。
今日はどのように我々が皮革に装飾を施しているかをお伝えしたいと思います。
近年、写真アルバムの需要は減ってきていますが、
結婚記念アルバムや、お子さんの出生時に記念して1ページを1ヶ月ずつ写真と言葉をのせ20歳になるまでを1冊にするといったアルバムのオーダーが現在もあります。
純金の模様をあしらった製品の中では、ジュエリーボックスは現在も人気があります。
そして、我々が用意している模様以外に、文字や絵をお好みに転写できる技術がありますので
世界でひとつのアルバムになります。
例えば、手書きの字やお子さんが書かれた絵をデーターでいただければそのままの転写が可能です。
お気軽にお問い合わせくださませ。
それではどのように模様を転写するか動画でご紹介したいと思います。
熱で温め転写しますが熱すぎても低すぎても綺麗には写りません。
そして同じ力で転がすことが重要です。
同じ力でなければ部分的に濃くなったり薄くなったり写らなかったりするためです。
1度のせた模様は消せないので1回勝負です。
太いデザインは結構な力もいります。
参考価格 30cm x 30cm 50ページ 230ユーロ
35cm x 35cm 50ページ 250ユーロ
デザインの持ち込みにつきましては真鍮スタンプの製作料(別注)が別途かかります。
記念に、お祝い品にどうぞ^^
あけましておめでとうございます。
今年も引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。
気持ち新たに一歩一歩あゆんで参りたいと思っております。
今回は新年1発目ですので鞄工房事情の話をと思います。
当工房はフィレンツェ中央駅から近いですが、あまり人通りが多い場所ではありません。
店前のショーウィンドーを見られてお店だと思って入られた方々はたいてい驚かれます。
工房なんですか?
ここで作っているのですか?
という感じで。
フィレンツェは革の街とも言われますが、
旧市街に鞄工房自体はあまりありません。
それにも理由があって、鞄を作るには実は結構大きな機械が必要だったり、大きな音が出る作業があります。
そのため、鞄工房の上に住宅など他の建物があってはならないと決められています。
その為、上に横に連なる建物が並ぶ旧市街ではなかなか鞄工房として使用できる場所が少ないのです。
ハンドメイドで製作している小さな工房を見たいと、どこかで聞かれて来て頂いた方々も、鞄工房がなかなか見つからなくて大変だったと言われます。
そんなわけであまり人通りが多い道ではありませんが、なかなか珍しい旧市街でハンドメイドで作っています。
鞄を作る時に使う機械についてはまた改めてご紹介したいと思います。
2017年が学び多く、実りのある年になりますよう努力して参ります。
どうぞ宜しくお願いいたします。