ブルスコリ工房の内部を公開

イタリア・フィレンツェ中央駅付近にあります。

内部は、なかなかの年月を感じられる機械に囲まれた博物館のようにも思える工房です。

文章ではなかなかお伝えすることが難しいのですが、

レザーの厚さを削る機械

レザーの端を薄くする機械

レザーにスタンプする機械

直角の角を切り取る機械

など機械の他、

本の手縫いするための道具

レザーを熱で磨くための道具

イニシャルを押すための道具

デコレーションを作るためのスタンプ

などなど今ではあまり見れないような道具も数多くあります。

現に私も今まで見たこともないたくさんの道具にこの工房で出会いました。

こちらも追々ゆっくりと載せていきたいと思います。

 

 

 

 

 

鍵穴バッグができたのは・・

 

 

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バッグのデザインを考えた時にイタリアらしいバッグってなんだろうと。

イタリア・・イタリアの人たち・・

何が特徴??

さかのぼって5年前、フィレンツェの街を初めて歩いた日、

ドアがなんて素敵なんだろう。

ドアに彫刻があったり、ビスでデザインされていたり、

シンプルなんだけどドアノブだけがすごく個性的だったり。

初めて来た頃はドアの写真と道の名前が書かれた看板ばかり撮っていました。

ドアは引手が素敵でおもしろくって撮っていたのですが、

道の看板は同じような色の建物ばかりで、すぐ道に迷うので道の看板を撮りながら歩いたのです。

そう、今思うとそれがとっても不思議でした。

外観がどこも似ている・・・

旧市街は街自体が世界遺産のために景観を乱してはいけないルールがあったりします。

だからこそ好みに外観を飾ったりできないので、

その分、内装にこだわり、自分たちで素敵な家の中にするのだということを後々に感じました。

家具の引手を自分たちで変えたり、ドアノブを変えたり、作ってもらったり。

そんな楽しみ方をされるんだと。

そこからインスパイアを受けたのがこの飾りバッグです。