鍵穴バッグができたのは・・

 

 

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バッグのデザインを考えた時にイタリアらしいバッグってなんだろうと。

イタリア・・イタリアの人たち・・

何が特徴??

さかのぼって5年前、フィレンツェの街を初めて歩いた日、

ドアがなんて素敵なんだろう。

ドアに彫刻があったり、ビスでデザインされていたり、

シンプルなんだけどドアノブだけがすごく個性的だったり。

初めて来た頃はドアの写真と道の名前が書かれた看板ばかり撮っていました。

ドアは引手が素敵でおもしろくって撮っていたのですが、

道の看板は同じような色の建物ばかりで、すぐ道に迷うので道の看板を撮りながら歩いたのです。

そう、今思うとそれがとっても不思議でした。

外観がどこも似ている・・・

旧市街は街自体が世界遺産のために景観を乱してはいけないルールがあったりします。

だからこそ好みに外観を飾ったりできないので、

その分、内装にこだわり、自分たちで素敵な家の中にするのだということを後々に感じました。

家具の引手を自分たちで変えたり、ドアノブを変えたり、作ってもらったり。

そんな楽しみ方をされるんだと。

そこからインスパイアを受けたのがこの飾りバッグです。

 

 

 

 

 

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サイトウミナコ
京都市出身。 大学卒業後、アパレル企業に入りファッションアドバイザーを勤める。 2011年 レザー製のハンドバッグ製作に憧れ単身フィレンツェに渡る。 バッグ職人訓練校scuola del cuoioでの技術習得後、バッグメーカーの見習いに入る。 2014年 創業1881年の革工房Bruscoli(ブルスコリ)の4代目パオロ氏と出会い技術を習い仕事を共にする。 2016年1月Bruscoliを引き継ぐ。 Bruscoli工房は“予約制”です