カバン工房事情

あけましておめでとうございます。

今年も引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。

 

気持ち新たに一歩一歩あゆんで参りたいと思っております。

 

今回は新年1発目ですので鞄工房事情の話をと思います。

当工房はフィレンツェ中央駅から近いですが、あまり人通りが多い場所ではありません。

店前のショーウィンドーを見られてお店だと思って入られた方々はたいてい驚かれます。

工房なんですか?

ここで作っているのですか?

という感じで。

フィレンツェは革の街とも言われますが、

旧市街に鞄工房自体はあまりありません。

それにも理由があって、鞄を作るには実は結構大きな機械が必要だったり、大きな音が出る作業があります。

そのため、鞄工房の上に住宅など他の建物があってはならないと決められています。

その為、上に横に連なる建物が並ぶ旧市街ではなかなか鞄工房として使用できる場所が少ないのです。

ハンドメイドで製作している小さな工房を見たいと、どこかで聞かれて来て頂いた方々も、鞄工房がなかなか見つからなくて大変だったと言われます。

 

そんなわけであまり人通りが多い道ではありませんが、なかなか珍しい旧市街でハンドメイドで作っています。

 

鞄を作る時に使う機械についてはまた改めてご紹介したいと思います。

 

2017年が学び多く、実りのある年になりますよう努力して参ります。

どうぞ宜しくお願いいたします。

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サイトウミナコ
京都市出身。 大学卒業後、アパレル企業に入りファッションアドバイザーを勤める。 2011年 レザー製のハンドバッグ製作に憧れ単身フィレンツェに渡る。 バッグ職人訓練校scuola del cuoioでの技術習得後、バッグメーカーの見習いに入る。 2014年 創業1881年の革工房Bruscoli(ブルスコリ)の4代目パオロ氏と出会い技術を習い仕事を共にする。 2016年1月Bruscoliを引き継ぐ。 Bruscoli工房は“予約制”です