装飾はどのようにする?

随分とブログを更新していませんでしたが、

製品のこと、工房のことをそのまま伝えられるのはこの場しかないなと思い、

改めて綴っていきたいと思います。

よろしくお願いします!

初めましての方はどんなことをしている工房?

と思われると思うので簡潔に。

ブルスコリ工房は、

1881年に創業し、革工房として初めは皮革に文字や模様をスタンプする所から始まりました。

そして当時貴重とされていた本のカバーを皮革で製作・装丁を行っていました。

又、約1500種類あるスタンプと500種類のローターの模様を組み合わせた、

写真アルバムの製作や家具の純金装飾(皮革部分)を行ってきました。

その後、デジタルの普及で本の需要が減少してからは、財布・キーケースなど革小物の製造にも力を入れてきました。

今日はどのように我々が皮革に装飾を施しているかをお伝えしたいと思います。

近年、写真アルバムの需要は減ってきていますが、

結婚記念アルバムや、お子さんの出生時に記念して1ページを1ヶ月ずつ写真と言葉をのせ20歳になるまでを1冊にするといったアルバムのオーダーが現在もあります。

純金の模様をあしらった製品の中では、ジュエリーボックスは現在も人気があります。

そして、我々が用意している模様以外に、文字や絵をお好みに転写できる技術がありますので

世界でひとつのアルバムになります。

例えば、手書きの字やお子さんが書かれた絵をデーターでいただければそのままの転写が可能です。

お気軽にお問い合わせくださませ。

それではどのように模様を転写するか動画でご紹介したいと思います。

熱で温め転写しますが熱すぎても低すぎても綺麗には写りません。

そして同じ力で転がすことが重要です。

同じ力でなければ部分的に濃くなったり薄くなったり写らなかったりするためです。

IMG_8483

1度のせた模様は消せないので1回勝負です。

太いデザインは結構な力もいります。

 

参考価格 30cm x 30cm 50ページ  230ユーロ

35cm x 35cm 50ページ  250ユーロ

デザインの持ち込みにつきましては真鍮スタンプの製作料(別注)が別途かかります。

記念に、お祝い品にどうぞ^^

 

 

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サイトウミナコ
京都市出身。 大学卒業後、アパレル企業に入りファッションアドバイザーを勤める。 2011年 レザー製のハンドバッグ製作に憧れ単身フィレンツェに渡る。 バッグ職人訓練校scuola del cuoioでの技術習得後、バッグメーカーの見習いに入る。 2014年 創業1881年の革工房Bruscoli(ブルスコリ)の4代目パオロ氏と出会い技術を習い仕事を共にする。 2016年1月Bruscoliを引き継ぐ。 Bruscoli工房は“予約制”です